新一年生を迎えて
年初に、4月から1年生になる幼稚園児二人が同時期に入会して下さいました。一人の女児は小学校受験も体験し、かずのお勉強もしっかりやってきたタイプ。もう一人、男児は元気一杯だけれども、これと言ったお勉強というものはやって来なかったタイプ。女児はもちろん1から100までも数えられるし、簡単な1桁の計算もそんなに速くではありませんが、出来るのです。男児の方が100玉そろばんを使っても30がせいぜいでそれ以上の数には馴染みがないようです。そこで、当アカデミーではそれぞれに100玉そろばんを使って、かずの確認をしながら、慎重に数に馴染んでいくようなプログラムを行って参ります。通常の珠算塾では入会後すぐにそろばんでの計算に入ってしまうのが常ですが、当アカデミーでは数に慣れることを第一と致します。そして5の組み合わせ、10の補数をしっかり体得してから、そろばんへ移行するのです。ここで何が違うかですが、自分の頭で考えて、先に進める子が育つのです。足し算を呪文のように唱えて計算するのではなく、自分の頭で考えて玉を動かす事ができる子ども。それが当アカデミーが最も大切にしているところです。