出来るって、楽しいね〜
小学2年生のA君はようやくそろばんでの足し算が終了するところまでこぎつけました。
今日は一番最後の段階の49に1を足す、99に1を足すというところでした。上手にそろばんを操りながら、答えを出していくなかで、A君が「出来るって、楽しいね〜」とつぶやきました。
そうなんです!「出来るって楽しい!」し、「分かるって楽しい」んですね。
そんな体験を今までしてこれなかった事情がA君にはありました。
日本の家庭でありながらも、英語や別の言語で授業が行われているインターナショナルスクールへ通っているA君にとっては完全に授業を理解するというのは難しいことなのでしょう。
今までの経験のなかで、答えがあって、出来るって楽しいという思いをすることが出来なかったのでしょうね。
そこで、私はすぐに「練習は不可能を可能とす」という標語を読み上げさせ、出来るには出来るようになるまでの練習が必要なことを説明しました。
出来るって楽しいという実感を持ったA君は必ず、これからも学びを積極的なものとして捉え、生涯にわたって学び続ける姿勢を維持してくれるものと期待しています。