公立小学校での授業
江東区の公立小学校にて5時間4年生に「英語でそろばん」の授業を行って参りました。初めてのクラスですが、そのクラス、クラスで特徴のある子どもが目につきます。あるクラスでは他の子どもたちは大きな声で一斉に英数字を読み上げているのに、全く口を開かない男の子がいました。一人一人に英数字のカードを見せて、読んでもらう時もその子はそっぽを向いていました。授業の最後の方でビンゴをしました。その子のカードの数字をどんどん読み上げていき、最後にその子はビンゴになりました。その時の表情はとっても生き生きとしていて、子供らしい表情にホッとしました。
次のクラスでも一番前に座っている男の子はそろばんを勝手にいじっているだけで、やる気のないような様子でした。担任の女の先生はそのやる気のなさを「失礼でしょ!」と叱っていましたが、態度は変わりませんでした。そこで、またビンゴの登場です。その子がビンゴを取れるようにその子のカードの数字をどんどん当てていきました。すると出来ないそろばんを動かして、計算をしながら、カードの上にチップを置き始め、自分のカードの数字が当たるたびに大喜びをしていました。その笑顔もとても子どもらしいものでした。
子どもにはそれぞれ事情があるのかもしれません。一期一会の英語でそろばんの授業ですがこのような機会が子どもたちの心によき思い出として残ればと思った一瞬でした。