インターナショナルスクール

国際化が進む中、ここ数年でインターナショナル幼稚園やインターナショナルスクールが急増し人気が高まっています。私たちの教室にも、インターナショナル幼稚園出身の子どもたちが多くいます。

しかし、注意が必要です。インターナショナルスクールに通っているからといって、必ずしも英語が好きとは限りません。実際には「英語が大嫌い」という子どもが意外に多いのです。高い授業料を支払っても英語耳が育たず、英語を嫌いになってしまうのは本末転倒です。

親は、バイリンガル、つまり二つの言語を母語のように扱える能力が簡単には身につかないことを理解する必要があります。よく「アメリカへ行けば、誰でも英語を話せる」と言いますが、二つの言語を流暢に操るのは簡単なことではありません。

どんなに同じ環境を与えても、すべての子どもがバイリンガルになれるわけではありません。その結果、どちらの言語も中途半端にしか話せない「セミリンガル」となる可能性もあります。