魔法のそろばんを手に入れた僕は最強だ!

100玉そろばんで数を自由に操れるようになると、
念願のそろばんが子ども達に渡されます。
 
どの子も初めて手にするMyそろばんに胸躍らせ、
キラキラとした目でそろばんの入り口に立ちます。
 
最近100玉そろばんを卒業し、そろばんに入った年長さんがいらっしゃいます。
その生徒さんも、今までの先輩生徒さん達に負けない
飛び切りの笑顔でそろばんを持ち帰りました。
お家ではご家族の方に習いたての計算を披露し、
夜はベットサイドにそろばんを置いて眠ったそうです。
 
次のレッスンの際、お母様が『74+7が出来てびっくりしました!』と…。
初回では、繰り上がりのない足し算しか教えていません。
一体どんな風に計算をしたのか????
『????マーク』が並びます。
 
実際に目の前で計算をしてもらうと、説明付きで見せてくれたのです。
『まず74をそろばんに置いて、4に1を足すと5だから…』と言いながら
五玉を下し、4を払います。
『5に1を足すと6で』と1つずつ一玉を4回足します。(これで5足したことになります)
79までくると『9の次は10だから』と言いながら、9を払い十の位の一玉を上げ80にしたのです。
(これで6足したことになります)
『80の次に7回目の1を足すと答えは81!』と自信をもって読み上げたのです。
ご名答‼
 
『まだ習ってないから出来ない』という言葉は存在しないかのように、
自分が持っているスキルを120%使い、答えを導き出した年長さんに感動しました。
『魔法のそろばんを手に入れた僕は最強だ!』と言っているかのように
とても楽しそうに計算をしてくれます。
子どもが目を輝かせ吸収している姿は、頼もしくもあり誇らしくなります。
 
彼が教えてくれたように、そろばんは玉読みさえマスターすれば誰でも計算が出来るようになります。
実はとてもシンプルな魔法の計算機なのです。
ただ、幼児のお子さんが五玉の意味を理解し、玉読みがスラスラ出来るのは100玉そろばんの
お蔭です。100玉そろばんで5や10を束で考える力が、そろばんにも活きているのです。